2024年 12月 02日
モダン都市KLの市場だから、チョウキットマーケットでは生鮮食品もキチンと冷蔵ケースに 入ってたりして・・とそんな危惧?は見事にはずれ、ここでは野菜も魚も肉もそのままドカンと 盛大に並べられた、東南アジアらしい感じの市場だった。緑や赤で埋まった八百屋さんは写真的には美味しい被写体。 鶏肉屋の陳列もなかなかワイルド。こういうワイルドさ加減が昨日から見続けたモダン都市 KLには不似合い、とすら思えてきちゃうぜ。 魚屋もある。何でもそろってる。タイの市場じゃよく売り手がメシ食ってたり昼寝してたり するけどマレーシアの市場は店員がマジメそうに商売してる感じ。 何だかわかんないものもある。これはパッと見「ああ、ドリアン」と思ったけど違うよね。 大きさはドリアンぽいけど、何か巨大な根菜か? これもパッと見た時は魚の干物が積んであるんだと思ったけど、よく見ると・・・いや、 これはやっぱ魚の干物だよね。焼いたコウモリか何かにちょっと見えたもんで(笑)。 (コウモリってけっこう食用になってるんだよ、東南アジアじゃ) 光景があふれてる。それでもわりと人が少なくて整然としてるのがマレーシアらしいと いうべきなのかも。 市場の外に出ると・・あぁ〜面白いねぇ。 遠景には昨日見たペトロナスツインタワー。発展するKLの象徴。しかし近景は市場から ハミ出した?路上テント屋台が並ぶ、いかにも東南アジア的風景。チョウキット駅を 降りた時にも感じたけど、何だか違う時代の風景が重なってるみたいだ。 タイやベトナムだと中心的な繁華街でも古臭さや「ゴチャッと感」が多少同居してて、 町外れに行くにつれて「ゴチャッと感」の割合が増加する・・要するに連続的変化で 街並みが変わっていく感じだけど、KLはどっかで「急に変わってる」んじゃないかと、 そんな印象がある。 この違いは個人的にとても興味深かったので帰国後に調べてみた。 Google Mapで見るとオレが黄緑のラインをひいたあたりを境にして街の様子がガラリ 変わってるのがわかる。今オレが歩いてるのは写真の左上(Ch)ow Kit Road Market って 書かれてるあたりなわけで、雰囲気は完全に「むかしのクアラルンプール」だ。 このあと、この黄緑ラインを実際に歩いて通過したけど、高速道路の下に川が流れてて 何となく神田と大手町の境い目と構造が似てたと思う。 しかしこの時はまず「古い時代エリア」の方を東に向かって歩いてみることにした。 新しい時代エリアは昨日見たしね。こうやって明確な目的地もなく街歩きする気分になったのは、チョウキット周辺の下町的雰囲気が気に入ったからなんだろうな。 #
by tohoiwanya2
| 2024-12-02 20:53
| 2024.08 マレーシア・タイ旅行
|
Comments(2)
2024年 11月 29日
さて話はマレーシアに、そしてKLに戻るぞ。KL2日目。 マレーシアネタずいぶん書いた気がするけど、やっとKL2日目かよ。先は長い・・。 前夜はすげーよく寝た。そりゃそうだよな、前日は明け方に空港に到着、その後 昼の部と夜の部の観光で散々歩き回ったんだから。 朝メシに関してはホテル評価の時に書くことにする。朝食付きのホテルなんだけど ちょっと面白いシステムだった。さて朝メシ食って今日はKLのどこに行こう? そこで浮上したのがチョウキットマーケットだった。KL最大の生鮮食品市場とされる。 東南アジアの食い物市場大好きのいわんやだからKLの市場見たいし、モノレールに 乗って行けるからね。KLモノレール、1日ですっかり気に入っちゃった(笑)。 チョウキットマーケットに行くには始発のKLセントラル駅から終点の一つ手前まで 乗る。それでも20分くらいかな。高架線路から見るKLの美しい近代都市ぶりはホント 素晴らしい。おお、このあと左カーブしてあんな架道橋を渡るんだ。かっちょえーー。 そして着きました。チョウキット駅。ここから市場はすぐのはずだが・・ちょっと待て、 何かこう町の感じが・・遠くにペトロナスツインタワーが見えるけど、あの辺の都心部と 比べてこのあたりは町の感じが違う。 要するに「まだ開発の手が及んでない」って感じのエリアなんだよ。それで自然と 「東南アジアっぽい」風景に見えてくるの。ほら、果物を売るテント屋台に雑然とした 看板、後ろに建つ高いビルも何となく薄汚れて東南アジア的・・・。 再開発され尽くしたようなKL中心部は東京よりキレイな超モダン都市だ。でもこの辺まで 来ると東南アジア的風景・・つまり昔のKLはこんな感じだったってことだよな、きっと。KLのモダン都市ぶりに感心したいわんやだが、チョウキットの街並みを見たら何だか少し ホッとした。 下の写真だけ見せて「サイゴンの裏道風景だ」って言っても誰も疑わないだろう。 KL中心部じゃこんな薄汚れた場所、全然なかったもんね。うーむ・・混沌の東南アジアに 慣れてるオレとしてはますますホッとする。 東京だって大手町とアメ横じゃ全然雰囲気が違うけど、この辺りの感じは「雰囲気の違い」 だけじゃなく、同じKLの街の「違う時代に来た」感じっていうか・・「KLもこの辺は まだ東南アジアじゃん」って気分になったよ。いずれこの辺もピカピカ超モダン都市に 再開発されるのかな・・。 東京の都市化再開発が1964年の東京オリンピックの時始まったと仮定してもう60年。 でもマレーシアが高度成長してKLの都市化を大車輪で初めてたぶんまだせいぜい25年だ。 だから同じ大都市でもKLのキレイさ、ピカピカさはホント、東京なんかよりすごいの。 でもチョウキット周辺はわりといわんや好みのエリアっぽいじゃないの。 ほんじゃま、さっそく行ってみましょうか、チョウキットマーケットに。 #
by tohoiwanya2
| 2024-11-29 21:51
| 2024.08 マレーシア・タイ旅行
|
Comments(0)
2024年 11月 27日
最初に訂正を。 前回記事でこの寺をワット・ウォラチャンヤワットって書いたけど、その後地図を確認 したらチャンヤワートと表記するのが普通みたいなので、今回から「チャンヤワート」で 書くとともに前回記事も修正しました。 さて。ワット・チャンヤワートの一番奥、川に面した激安マッサージ店の話を続ける。 下の階の店はこんな感じ。一応施術者が揃いのユニフォームを着てるけど、施術する布団ごとのカーテン仕切りはなし。見通しがいい。 なるほどね。バンコク都心部じゃカーテン仕切りが普通で、時には個室ってことも あるけどここは激安店らしく大部屋方式。そういやスパンブリーでオレが愛用した店も 大部屋方式だったよな。地元タイ人向けの店はそんな感じなのかもな。 はいはい。マッサージ用のフニャフニャ服に着替えると次は「ここで待て」と あるフトンを指さす。はいはい。横になって待ちましょう。 やがて施術者登場。おおおおッ!オッサンだ!! 過去アジアでマッサージされた回数は数知れないが、施術者が男性だったのは 台湾と(足ツボだったが)ラオスの2回だけのはず。ラオスの時は全身マッサだったけど いささか乱暴な施術で痛かった。まだ若いニイちゃんだったな。 しかし今日のこのオッサン、ロン毛を後ろで結んでるけどトシは50くらいの感じ。 ラオスでやられた時みたいな「力にモノいわせて」って感じじゃなく、ごく普通に マッサージしてくれた。 周囲を見るとモミモミされてる客は大体タイ人のようで、女性客もけっこういる。 施術者はほとんどオバさんだ。うーん・・こういう仕事で男性マッサージ師って立場として 難しいのかも。繁華街の店だと客はほとんど男性、施術者はほぼ100%女性だもんね。 「マッサージは女性にしてもらうのが当たり前」と思ってる男性客は多いはずだ、特に 外国人旅行者だと男性施術者に遭遇すること自体、タイじゃまずない。「ヤロウに身体を 触られるのはイヤだ」って客だっているだろう。逆に女性客相手に男の施術者ってのも いやがられる可能性あるだろうし・・男性マッサージ師の求人ってどのくらいあるんだろ? 窓の向こうはチャオプラヤ川。船が通る音とか聞こえる。「涼しい川風に吹かれて」 ってほどじゃないけど、解放感があって気分イイし扇風機だけでも全然暑くない。 効きすぎの冷房でマッサージされるよりよっぽど快適だ。 で、60分の施術はめでたく終了。マッサージ技術はすごく上手ってほどじゃないけど、 ヘタでもなく、標準的なテクニックだったと思います。施術後にはちゃんとお茶も 出してくれて普通のマッサージ屋っぽい。 お金支払う時、オッサンが自分を指さしてチップちょうだいサイン。こういうトコも 普通の店と変わらない(笑)。施術代が120Bだから20Bあげた。20Bつうたら約80円。 いくら何でも少なすぎって気もするけど(普通は50か100Bあげる)、サービス総額が 120Bだから20Bでも総額の16%超だ。オッサンも普通に御礼言ってくれたし、あの店じゃ チップとして「安すぎ」ってことはないと思うけどなぁ。 最後に写真撮ろうとすると施術中のオバさんたちが喜んでた(笑)。 うーむ、なかなか面白い体験でございましたよ、ワット・ウォラチャンヤワート境内の 激安マッサージ店は。スクンビットあたりの店とは全然雰囲気が違う。また来たいけど 場所が不便だからなぁ・・・。 しかし観光客相手の店と比べて1時間で100B~400Bくらい安いわけだからね。 2時間やれば価格差はその倍だ。場所が不便だけどBTS乗って往復しても十分ペイする、 冷房がないから風邪ひく心配もないし(←マッサージ店で風邪ひき経験者)。 #
by tohoiwanya2
| 2024-11-27 21:36
| 2024.08 マレーシア・タイ旅行
|
Comments(0)
2024年 11月 25日
行きがけの駄賃じゃなく、この日この町を訪れた本当の目的はワット・ウォラチャンヤワート という一度聞いても絶対覚えられないお寺に行くこと・・・いや正確にはそのお寺の境内に ある超激安マッサージ店を体験することだったんです。 まず背景を説明しておく必要がある。 オレも詳しいわけじゃないんだけど、とにかくチャオプラヤ川沿いにあるこのワット・ウォラチャンヤワートというお寺は宗教施設であると同時に一種の職業訓練施設みたいな こともやってるらしいんだよね。 で、美容だとか料理だとかいろんな職業訓練メニューの中にタイマッサージもあるわけ。 要するにこのお寺、タイマッサージ学校を併設した寺、と考えれば話が早い。 バンコクでタイマッサージを教えるお寺っていうとワット・ポーが断然有名だけど、 ワット・ウォラチャンヤワートもやってるわけ。学校制度が整備される以前の、日本で言えば江戸~明治頃のタイではお寺が教育機関を兼ねてたけど(文字通り寺子屋)、 その伝統?がここでは生きてるわけだ(下は境内にいたネコ)。 さらにマッサージ学校を卒業した人がお店を出せるように、お寺は境内の土地をすごく安く 貸し出してもいるらしい。だからこのお寺の境内には激安マッサージ店がギッシリあると いうわけ。貧しい人たちにもマッサージを提供できる施設をって意味合いもあるみたいで 職業訓練といい、激安店といい、このお寺がやってることはまことに立派だ。 そういうこと知ると行ってみたくなるでしょ。 スクンビットにしろシーロムにしろ、オレがバンコクで行くマッサージ店なんてしょせん 観光客を主なターゲットにした店。地元密着型というか、タイ人によるタイ人のための 安~いマッサージ店と聞けば興味ワクワク(下の画像は寺の境内にある寝釈迦)。 最初の出発地サパーン・タクシン駅からこの寺までは途中行きがけの駄賃観光ナシで まっすぐ歩いても20分くらいかかるだろう。実際には2箇所寄り道したから1時間くらいは 歩き回ってたわけで、寺に着いた時は適度に疲れて、マッサージしてもらうにはちょうど いい状態になってた(笑)。 路地を入ると早くもマッサージ店が軒を連ねてる。値段を見ると1時間140とか150B・・ やっすぅーー。路地に面した店はどこもそんな値段だ。スクンビット周辺じゃ安くても 250B/h、普通は300B〜350B/h、1時間500Bなんて店もあったはず。さすが激安地帯。 どこの店でもいいんだろうけど、とりあえずお寺の一番奥まで行くとチャオプラヤ川に ブチ当たる。読んだ話によるとこの川っぺりにまたマッサージ屋があるそうで、川風を 感じながらの激安マッサージはそれはもう気分イイらしい。あ、これか。 ここは120B/h。やっすぅーー!路地の店よりさらに一段と安い。よしここに入ろう。 1階と2階があってどっちにも呼び込みがいた(笑)。別の店なの?まぁここはやっぱ 川面に近い1階にしようってんで1階の店に。 で、マッサージが始まるわけだけど、前段の説明が長くなっちゃったので 施術の様子は次回記事で書きますです。 #
by tohoiwanya2
| 2024-11-25 21:36
| 2024.08 マレーシア・タイ旅行
|
Comments(0)
2024年 11月 22日
前回記事で書いた、船の形をしたお寺は今日のマニアック観光の目的地ではない。途中 寄り道しただけの行きがけの駄賃観光、次に行くワット・スッティ・ワラーラームって 寺も実はそうなの。しかしここはなかなかのモノだったので詳しく紹介したい。 船の形の寺から目的地まではまだかなり遠い。だるい。すると道路の反対側に見えるのが このお寺なんだけど、ここを取り上げたガイドブックはたぶんない。いわば無名のお寺。 しかし外観だけでもかなり豪華絢爛なお寺っぽいというのはわかる。 いつ建てられたんだろう?外部の装飾なんか色褪せたところがないから、わりと近年の 建造なのかも。相当おカネかけて豪華に作ってあるよ。 寺のワキには真っ白な魔獣?たちの像がズラリ。これも見事な出来栄えだ。一角獣とか ベロ出した獅子とか、ヘンな動物の像が入口に並んだロンドンのハンプトン・コートを ちょっと思い出しちゃったぜ。 さて、それじゃ中に入ってみると・・・うわぁああ豪華! こんな豪華絢爛なお寺なのに人は全然いない。まぁ無名のお寺だから・・・でも内部の 装飾や壁画の豪華絢爛さ加減は大したもんだと思うよ。壁に飾られた絵も見応えある。 たとえばこんな壁画。上手い。ちょっと見とれたよ。人間の顔やなんかは昔の仏教画の スタイルだけど描かれたのは新しそうだ。 アップで見ると・・うはは、これなんてビキニねえちゃんの水着にチップの紙幣を はさんでるトコだよな。ほとんどゴーゴーバーの世界(笑)。こういう風俗を絵に 取り入れてるんだから明らかに製作は近年のものだろう。 下の方じゃ男女入り乱れて思いっきりウフンアハンの気持ちいいことしてる。みんなが 体に入れ墨してるトコとか、髪型なんかの設定は一応昔っぽいが。 しかしそうやって快楽をむさぼってもいずれ年老いてこういう風になっていくのだ。 一種の教訓画なのかな・・いやしかし絵の出来はなかなかのモノだ。 この寺、2階もある。行って見るとまたこちらもスゴい。うわあああ豪華。 シャンデリアを吊るした天井画がまた何だかすごい。遠すぎてよく見えないがすンごく 細密かつ派手に描かれてることだけはわかる。 ぐわーーー。こっちの絵もすごい。この世に生まれ年老いて死んでホネになって、でも 最後はホトケになるということか・・ああ、ありがたや。 ぐわーーー。これ何スか?曼陀羅?よくわかんない。でもとにかくスゴい。 ぐわーーー。これも何だかわかりません。人間の煩悩を表現・・・いやわかりません。 とにかくね、どこに目をやっても「ウワすげぇ絵がある」って感じだったよ本堂2階は。 いやーー・・無名の寺ワット・スッティ・ワラーラーム、すごいじゃないか。ここは もっと人気が出てもいいと思うなぁ。見に行く価値あるよ。 なんて言っときながら、何度も言うけどこれは行きがけの駄賃観光(笑)。 次回、いよいよ本来の目的だったマニアック観光の目的地をご紹介しますです。 #
by tohoiwanya2
| 2024-11-22 21:52
| 2024.08 マレーシア・タイ旅行
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
お気に入りブログ
最新のコメント
カテゴリ
全体 2019.08 ラオス・タイ旅行続き 2020.10 福岡旅行 2021.11 山陰旅行 2022~23 タイ派遣事業 2023.08 ベト・タイ旅行 2024.02 タイ旅行 2024.08 マレーシア・タイ旅行 海外あれこれ ボランティア さんぽ 2020 さんぽ 2021 さんぽ 2022 さんぽ 2023 さんぽ 2024 むかし話 私生活 タグ
歴史
タイの学校
東京を歩く
人々
食い物
寺社
びっくり
鉄道
タイ生活
風景
都市
日本語パートナーズ
カルチャーショック
外国語
不思議
アート
建築
海外派遣
家建て替え
黒歴史
ミュージアム
府中を歩く
落語
地方都市
買物
健康・からだ
田舎
祭り・フェスティバル
日本語教育
コロナ
以前の記事
2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 more... 記事ランキング
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||