2021年 04月 18日
さて、無事バンコクに着いたところで一息いれて軽い東京ネタを。 いわんやは落語を好む。一応落語ファンの端くれと言っていいだろう。 しかしここで正直に告白しなければならない。落語ファンの端くれとか言いながら、実はいわんやは都内にある定席の寄席に行ったことがなかったの。 名古屋の大須演芸場には2度も行ってる。しかし東京に4つある(新宿、上野、浅草、池袋) 定席の寄席には行ったことなかった。過去に東京で見た落語の実演はホール落語とか 公開録音のたぐいばっかり。 でも寄席って昼の部でも4~5時間くらいやるんだよね。知らない芸人さんばかり4時間は ちょっとキツい。「見たことある人、名前だけ知ってる人、名前すら知らない人」が 適度に混ざってるような日に行きたいなぁと思ってた。 ちょうどそういう感じの日があったんだよ。場所は浅草演芸ホール。時は3月下席の昼の部。 最初に行く寄席が鈴本とか末広亭じゃなく府中から一番遠い浅草ってのがちょいとシブい。 この日はトホ妻と二人で出かけたのである。 浅草演芸ホールの場合、昼の部の開演は11時40分。終演予定は16時半。途中休憩が数回あるけど 4時間50分にわたる長丁場だ。早めに行って切符をゲットしたけど「再入場不可」っていうから 近くにある吉野家で少し早めの昼飯を済ませてから入った。 この日の演者一覧。噺家は黒字、色物(手品とか漫才とか)は赤字で書かれてる。 こみちさんや菊之丞さん、喬太郎さん、ロケット団なんかは実演を聞いたことがある人。 正蔵さん(元のこぶ平)や一朝さんは名前は知っている人といった具合に混じってる。 4時間50分じゃ途中で眠くなるかと思ったけど全然。やっぱ寄席にはホール落語にはない 面白さがあるね。時々色物がはさまるのが味の違うものが混じるコース料理みたいで 飽きない。ガラガラかと思ったら、半分しか入れない客席もけっこう埋まってた。 ニフティのポッドキャスト寄席公開録音で見たこみちさんやロケット団は懐かしい。 10年ぶりくらいにじゃないか?こみちさんは当時漫才師とご結婚直後だったけど、 二人の男の子の母と聞いてびっくり。トホ妻もお気に入りのロケット団は今やすっかり 人気コンビになってたよ。出番も深い(最後の方)もんね。みなさんご活躍で何より。 初めて聞いた柳家小ゑんさん(ゑの字の出し方がわかんなくて、コピペ)の「ぐつぐつ」が 聞けたのも嬉しかった。オデンだねを擬人化するという画期的な新作落語で、その存在は 知ってたけど、実演が聞けたのはラッキー。 上の演者一覧にはない前座さんの噺も含めてたっぷり4時半まで楽しませていただきました。 ちなみに、この日の前座・春風亭一休さんはいま大人気の一之輔さんの弟子らしいけど、 何と京都大学を出てこの道に入ったんだって。そんな裏話が聞けるのも寄席ならではかな。 噺家一人に割り当てられた時間は短い。最後のトリ以外は持ち時間15分くらいだと思う。 そんな感じで、色物除いて半日に15の落語を聞くわけ。これってけっこうスゴいことで、 聞いてる途中では「ああ、おなじみのあのネタか」とか「これは知らない新作だな」とか 思ってても後になると何を聞いたか思い出せないのだ。 府中に戻って、トホ妻とトリキで一杯やりながら演者一覧表を見て誰が何を話したか 確認しようとすると思い出せない。途中からメモだけしといたから後半はわかる。 でも前半のメモなしだった数人の噺家さんが何をしゃべったか思い出せないのだ。頭を極限までふり絞ってようやく思い出した。はぁはぁ・・。 ことほどさように、トシをとると記憶力も薄れる。今後寄席に行くことがあればとにかく 誰が何を話したかだけは(たとえそれが知らない新作であっても)その場ですぐに メモしとこうと思ったいわんやなのでありました。
by tohoiwanya2
| 2021-04-18 00:06
| 私生活
|
Comments(2)
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by
sca
at 2021-04-18 08:25
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充実した隠居生活?、羨ましいです。
たとえ15分とはいえこれだけの演目を見るのって体力いりそうですね。 ゑはwe wyeで入力できますよ。
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tohoiwanya2 at 2021-04-18 23:48
>これだけの演目を見るのって体力いりそうですね
scaさん: 私も最初はそう思ってたけど、実際行ってみると私もトホ妻も全く眠くならず 最後まで楽しめた。ま、浅草から府中まで戻って来るのはちょっとダルかったけど(笑)。 隠居生活いいっすねー。「やることなくてヒマでしょ」とか「退屈でしょ」とか 言われることあるけど、そう言う人たちは私の仕事嫌いっぷりを知らないんでしょう。 |
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