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いわんやブログ

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2022年 04月 04日

稲佐の浜へ行こう

本日はまた書き溜め山陰旅行ネタ。いやー・・研修所では寝不足続きだったけど、
さすがにウチで寝た昨夜はぐっすり眠れた。しかし雨だし寒いし、他にいろいろ
やることあってブログ書けんかった。書きたい研修ネタもあるんだけどなー。

というわけで山陰旅行ネタ。前々回記事で国譲りの神話の話を書いたわけだけど、
出雲大社前駅を出たトホ妻といわんやが出雲大社のワキを通り過ぎて向かったのも
その国譲り談判の舞台となった稲佐の浜なのである。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20424357.jpg
 
たとえばスサノヲの大蛇退治の舞台は?聞かれると「このあたりだったようだ」っていう
説はあるけど、今行っても奥出雲の山奥ってだけで“当時”を偲ばせるものはない(と思う)。
古事記に書かれた場所が現在のドコかなんてよくわかんなくて当然だし、推測される場所が
あったとしても、そこが昔のままのわけがない。

しかし国譲りの談判に関してはものすごくハッキリしている。談判の舞台は稲佐の浜であり、
驚くべきことにそこは今も稲佐の浜なのだ(笑)。「当時を偲ばせる」どころの騒ぎじゃない。
古事記の舞台になった場所が当時そのままに残ってるわけで、タケミカズチが剣の上に座って
スゴんで見せたのは目の前の海、オオクヌシがいたのは今自分が立ってる浜に他ならない。
「古事記当時」そのままに残ってる場所、それが稲佐の浜なのだ。

一畑電鉄の出雲大社前駅から歩いて行くとけっこう歩く。出雲大社入口前の勢溜ンとこを
通ってさらにずーっと西の方に向かわなければならないのだ。ちょっとダルい。

しかしそこはさすが出雲。ただダラダラとつまらない道を歩くことはない。
道沿いの丘の上に小規模な墓地があるんだけど、そこに登ってみると歴史上の有名人のお墓を
見ることができる。誰かというと出雲の阿国だ。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20450517.jpg
 
このヒトのことはあんまりよく知らないけど日本史の教科書では「歌舞伎の元祖」ってことに
なってた。「出雲の」ってくらいだから島根県出身なんだろうと調べてみたらこの人、元は
出雲大社の巫女だったらしいね。で、「かぶき踊り」を考案し、京都に出て人気を呼んだと。
晩年の消息や没年に関しては諸説あるみたいだ。ふーん・・・。

でもまぁ出雲大社の巫女だった説が本当で、しかもこのお墓が本当に阿国のお墓だとすれば
自分の生まれ故郷の「かつての職場」近くに眠ってるわけで、良かったんじゃない?さすが
歌舞伎の元祖だけあって周囲にはこんなモノも。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20461102.jpg
 
・・と、少し寄り道しながらさらに歩き続けると・・おお、やっと海が見えてきた。
けっこう歩いたなぁ。出雲大社前駅からだと20分くらい歩いたかもしれん。
じゃーん。稲佐の浜でございますよー。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20465078.jpg
 
ここは何と言ってもこの「ただの砂浜」じゃなくて、巨大な岩が砂浜に突き出してるところが
他にない景観を生み出してるよね。国譲り談判の舞台としてはなかなかよろしい。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20471764.jpg
 
たぶんこの巨大岩に歩いて近づけるのは干潮時だけじゃないのかな?鳥居と小さな社がある。
国譲りの舞台であり、出雲大社の近くで、見た目もまことに立派な岩。「この岩は神聖な場所」と
考えたくもなるわなぁ、そりゃ。ちゃんとここでお参りもできます。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20484484.jpg
 
高天原系の天つ神たちが大陸渡来の弥生人であり、オオクニヌシはじめ国つ神たちが日本土着の
縄文人であるという仮定に立てば、両者が国譲りの談判で対峙した場所が日本の端っこ、朝鮮に
つながる日本海に面した海岸だったっていうのは象徴的だよねぇ。

鳥取・島根は両県とも日本海に面してるけど、ここまで海に近づいたのは鳥取で最初に行った
白兎海岸以来かなぁ・・波の音、潮の香りというのはいいねぇ・・・。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20492835.jpg
 
古事記に思いを馳せながらいつまでもボンヤリしていたいところだけど、このあと肝心の
出雲大社参拝とかもあるからそういつまでもイイ気分に浸ってはいられない。しかもある理由の
ためにいわんやはこの稲佐の浜で砂を採取する必要があったのだ。砂が漏れないように昨日買った
グミの袋にセッセと砂を詰めましたよ。
稲佐の浜へ行こう_c0393255_20495010.jpg
 
しかしいわんやのそういう苦労も知らず、トホ妻は一人気分良さそうに日本海を眺めてあ。
まったく・・二人で旅行っていうと常にオレばかりバタバタ苦労してるじゃねぇかチクショウ。

  


by tohoiwanya2 | 2022-04-04 00:18 | 2021.11 山陰旅行 | Comments(4)
Commented by schnee_yuki88 at 2022-04-04 00:33
わぁスゴい景色、神社が岩の上にある!

この様な場所はバリ島のタナ・ロット寺院
(バリ・ヒンズー教徒以外、上陸禁止)以外
知りませんでした。日本にもあったんですねえ。。
Commented by tohoiwanya2 at 2022-04-05 00:36
>バリ島のタナ・ロット寺院

yukixさん:
私はそのタナ・ロット寺院っていうのを知らなくて(バリ島行ったことあるのに)
検索して調べちゃいました。確かに感じが似てますねぇ。
もっと巨大な岩山の上に大きなお寺や修道院っていうのはミャンマーのポッパ山とか
欧州にも有名なのがあったはずですけど、こういう小ぶりなヤツもそれはそれでイイですよね。
Commented by reikogogogo at 2022-04-05 14:19
すごい楽しいブログ!
もう我が身老老、これからはいわんやさん同様、山の様に興味ある、国内の旅をしたいです。
Commented by tohoiwanya2 at 2022-04-05 23:18
>山の様に興味ある、国内の旅をしたいです

reikogogogoさん:
国内もいいですよね・・・って、今は国内しか行けないわけですけど。
国内旅行だと情報が豊富だから今回の山陰旅行の時に古事記を読んで予習するとか
そういうことが可能ですからね。
もっとも私は5月には海外派遣でタイ渡航という野望を胸に秘めてますが・・(笑)。


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