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2022年 04月 25日
重要な都内散歩ネタが一つ残ってた。 タイ行ったらもう都内さんぽ記事どころじゃない日々になるはずだから、このネタは 日本にいるうちに書いておこう。続き物になるが。赤穂浪士の話だ。 赤穂浪士と言われれば「ああ忠臣蔵ね」と思う人も多いはず。 しかし松の廊下の刃傷から四十七士討ち入りに至るデキゴトは基本的に実際にあった史実。一方「忠臣蔵」は名作歌舞伎・仮名手本忠臣蔵のこと。つまり劇の題名だ。 歴史上の事実が劇の題名と同義語になっちゃってるところがスゴいと言えばスゴいけど、 史実の考察という点では歌舞伎の影響が強すぎるっていうのは好ましいことではない。 そこで本記事では以下、あの事件のことは赤穂事件と書くことにする。 (本なんかだとそう書く著者も少なくない) ![]() 赤穂浪士といえば忠義の鑑、吉良邸討ち入りは今じゃ「日本三大仇討ち」の一つってことに なってるけど、それってヘンだって考えは江戸時代からすでにあった。内匠頭が上野介に 殺されたなら仇討ちになるけど話は逆なんだから(上の画像はフォト蔵サイトから拝借)。 描かれてるように、ホントに吉良が内匠頭に散々いやがらせしたかどうか、言い換えれば 「吉良は殺されて当然の悪人だったかどうか」にかかってる。しかしそれを具体的に示す 供述史料は皆無。内匠頭自身は「遺恨がござった」というだけで詳細な内容は語ってないし、 吉良も「恨みをうける覚えはござらん」って言ってるわけだしね。 ![]() 「強欲な吉良に内匠頭が十分な付け届けをしなかったからイジワルされた」っていうのが 定説になってるけど、それだって吉良は評判の良くないヤツみたいで、内匠頭はケチみたい だから、それが原因でイジワルがあったに違いないっていう推測の域を出ない。結局松の廊下の 刃傷の真の原因って完全な歴史のナゾで、だから諸説入り乱れる余地がでてくる。 その辺に興味があったんで図書館で赤穂浪士関連の本をいろいろ読んでみたけど、大体は 「付け届け不足説」とか「内匠頭ケチ説」あるいは「製塩ノウハウ説」みたいに、昔から言われてる 仮説から大きく踏み出してなくてあんまり面白くない。むしろ内匠頭の持病とか、キレやすい気質の 遺伝とか(内匠頭の母方の叔父がやはり刃傷事件を起こしてる。これはホント)医学的ないし 精神病理学的側面を重視してる記述が読んでて新鮮だったね。 ![]() コドモの頃一度行ってるはずだけど、当時は「あこーろーし」なんて大して知らなかった。 ジジイになって少しは知識も増えた今、もう一度行ってみようじゃん。 (上に掲載した2枚の写真は2020年12月に両国の旧吉良邸で撮った写真である) 最寄り駅は都営浅草線の泉岳寺駅だ。しかし少し歩こうと思って大江戸線の赤羽橋駅から 聖坂のある裏道を通って行ってみることにした。 歩いてる途中こんなモノを見かけた。おおお、討ち入り後の赤穂浪士たち46人(ひとり 討ち入り後に消えてる)は四つの大名屋敷に預けられ、最後には全員切腹したわけだけど 大石内蔵助はじめ高禄者は細川家お預けだったはず。つまり細川屋敷がここにあったんだ。 (ここから初めてこの記事のために撮った写真(笑))。 ![]() この後、泉岳寺に向けて曲がるべき交差点を大幅に通り過ぎ、逆戻りし、結局違う道で 泉岳寺にたどり着いた。赤羽橋から泉岳寺までの最短ルートの1.5倍くらい歩いたはず。 ううむ・・・この日ムダに歩いた距離も長かったけど記事も長くなっちまったから、 肝心の泉岳寺については次回だ。ひどい(笑)。
by tohoiwanya2
| 2022-04-25 00:03
| さんぽ 2022
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Comments(2)
Bきゅう的、3代がっかりの1つが、江戸城アトの、松の廊下アトでございましたよ。まあ、江戸城がないのだから、跡形もないのは仕方ないとは思うのですが、松の廊下跡に忍ぶものが何もないのはちょっと期待外れでございましたあ。確かに、後世の記述で左右されることがあるので、当時何が原因でことが起きたかは、推測の域を出ないですよね。
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>江戸城アトの、松の廊下アトでございましたよ
Bきゅうさん: あ、それ私も見たことある。ただの植え込みみたいなところに立札があって 「松之廊下跡」とか書かれてたけど、どうってことなさすぎの場所だった(笑)。 しかし江戸城の他の場所に関しては立札ないのに、松の廊下だけあったっていうのは あの廊下が赤穂浪士で特に有名になったから、のはずだからその点じゃ 内匠頭の功績?はすごく大きかったってことになる。 |
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