2022年 07月 29日
ほんとはこの記事ももう少し早めにアップする予定だった。ちょっと遅くなったけどこれは 書いておきたかったので今日載せよう。 今回の派遣でバンコクに到着したのが5月9日。スパンブリーで単身生活を始めたのが5月17日。 スパンブリー単身生活もすでに2ヶ月以上経ったわけだ。以前にも書いたけど、いわんやは 連続して半月以上長く海外にいた経験がないから個人的な海外最長滞在記録はトックの昔に、 しかも大幅に更新している。 人の話を聞いたり本で読んだりすると、やっぱ2週間程度の短期の滞在じゃ感じないようなクルシミというか、心の病いみたいなものが長期海外滞在にはあり得るみたいなんだよね。仮に これを海外長期滞在症候群と名付けたとして、いわんやが今回この症候群にかかるかどうか? 自分を使った一種の臨床実験みたいなもんで、その結果は自分でも興味深いのだ。
海外長期滞在症候群にはいろいろ症状があるんだと思うけど、いわんやが人から聞いたり、 本で読んだりして「割とよくありそう」と思える代表的症状って以下の3つじゃないか? ①「早く日本に帰りたい」というホームシックこれは最もシンプル。しかし短期渡航しか経験のないいわんやは感じたことがなくて、 むしろこれまでは帰国が近づくと「もう帰らなきゃいけねぇのか・・」といつも思った。 旅行ならそう思うのは当然として、出張でも思ったかって?ハイ思いました。 出張=仕事は早く終わって欲しくてしょうがないけど、仕事さえなきゃこの国でもっと チンタラしていたいなぁと思うわけで、早く帰りたいと真剣に思ったのはインド出張の 時くらいじゃないかなぁ?インドじゃビール飲めなかったから(笑)。 コロナ前は旅行でも出張でも常に「日本に戻ればまた会社」だったわけだから、そりゃ 帰りたくなんてなるわけがない。できることならこのまま海外で失踪したいくらい(笑)。 2週間程度じゃホームシックなんてコレッぱかしも感じなかったのだ。 しかし今度は長い。まだなってないけどあと半年もすると「あー日本に戻りてぇ」って気分に なるかもしれん。補助教員とはいえ仕事はけっこう忙しいわけで、お気楽な引退ジジイとして ゴロゴロしてた日々とは全く違う。何せ仕事嫌いで有名ないわんやだから、そのうち「ああもう 日本語教えるのに飽きた、帰りてぇ!」って気持ちになるかもしれん。 ②日本食に対する強い飢餓感 これも短期じゃ経験ない。「ああ日本のモノが、和食が食いてぇ~!」なんて思った タメシがないのだ。しかしそれも短期滞在だからであって、タイ滞在が長くなると納豆とか 味噌汁とか日高屋の五目あんかけラーメンとか恋しく思うかも。今のところそういう症状は ないけど今後どうなるかはわからん。 ただ、これに関しては滞在国がタイってところがやや問題だ。 地方都市スパンブリーだってロビンソンに行けばラーメン屋も寿司屋も日本料理屋もある。 回転しゃぶしゃぶと寿司ビュッフェの店ならLotusやBIG Cにもある。もしバンコクに 出ようもんなら日本食の店なんて山ほどあるし、フジスーパーに行けば日本食材だって 何でも揃う。実験条件としてはだいぶ厳密性に欠けるが・・・(笑)。 ③長く住んでるうちにその国やその国の人がキライになっていく 行く前の憧れが強けりゃ強いほど、現実を知った時の失望落胆も大きい。これもけっこう よく聞く話だ。憧れのフランス留学でフランス人がキライになったとかね。タイに関しては ある本で「タイ人をキライになりたければ、タイ人と一緒に仕事すればいい」なんて記述も 目にしたことがある。 オレの場合、26年くらい前に行った最初のタイ出張の時にバンコクやタイ人に対する印象が ヒジョーに悪く、旅行で行くようになった近年はすっかり気に入ってるって感じなんだけど、 どっちみちこれらはぜんぶ短期滞在。あまり参考にならない。 来年2月まではまだだいぶある。タイのイイとこ悪いトコ、これまでも多少見てきたけど、 この後さらにたっぷり目にするのは間違いない。短期のタイ滞在では感じたことがない 思いを抱く可能性も十分ある。果たしてどうなるか? これら一連の、自分を使った臨床実験結果はホントに興味深いのだ。 予想としては②や③はさほどでもないけど、意外に①の症状が出るんじゃないかっていう 気がする。なぜかというと常に暑いから。 生まれて60年以上ずっと日本で繰り返してきた暑さ→寒さのサイクルが今年初めて狂う。 10月・11月になってもタイは暑い。長年覚えてきた寒暖変化に合わせてカラダは準備しても 全然涼しくならない。人生で初めての「永遠の夏」ってヤツだ(笑)。 あまりの夏の長さに体調がおかしくなり、ココロも病んで「日本の秋が恋しい・・」 「涼しい国に行きてぇ」みたいなことばっかり考える “南国鬱、暑さ鬱” 状態になるんじゃ ないかって気がちょっとだけするんだが・・・。 (本日使用の画像は6月の遠足の時に撮ったムアン・ボーラーンの写真ざます。こんな時でも ないと他に紹介の機会ないからね(笑))。
by tohoiwanya2
| 2022-07-29 00:13
| 2022~23 タイ派遣事業
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Comments(4)
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Bきゅう
at 2022-07-29 08:47
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なるほど〜。Bきゅう、思えば、寒がりなくせに、行くところ、行くところ、寒いところばかりですう。暑いところは、寒いよりは心筋梗塞とかのリスクが低くて良さそうですが、確かに汗かき通しって辛いかも。食事の上限も、暑さと相まって来るかもしれませんね。茗荷入りの素麺食べたい〜とか。
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tohoiwanya2 at 2022-07-29 14:31
>寒がりなくせに、行くところ、行くところ、寒いところばかり
Bきゅうさん: で、自他共に認める暑がり&汗っかきの私がタイ(笑)。 平日はいいんです。職員室も日本語教室も冷房効いてるし、アパートにもエアコンがある。 休日にちょっとどこかに遠出するとかっていうと自分でもイヤんなるくらい汗びしょびしょ。 だから普段の買い物だとビール、牛乳のほかに日本だとメッタに飲まない イチゴ牛乳だの乳酸菌飲料(らしきもの)だののドリンク類購入量が増えましたねぇ。 でも素麺とか冷やし中華の幻影はまだ浮かんでこないみたい(笑)。
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メーオ
at 2022-08-22 20:18
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それ、私もすごく思います…。
志願書に派遣された際に想定されるストレスと、回避法は?というのがあって(ユキ先生の時もありましたか?)、まさにユキ先生が書かれたれたような海外長期滞在症候群かなぁと思うんですよねぇ〜…🤔 むむ…🤔🤔
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tohoiwanya2 at 2022-08-23 20:21
>想定されるストレスと、回避法は?
メーオさん: 似たようなのありました。「想定されるトラブルと~」だったかなぁ? 私の場合、トシがトシなので精神的な「海外鬱」よりも肉体的な疾患や ケガなんかの方がそれ以上にコワかったですねぇ・・っていうか今もコワい。 いまちょうど任期の1/3を超えたくらいで、何とか残り2/3もケガせず病気にならず、 コロナにも感染せずに乗り切りたいです。 |
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