人気ブログランキング | 話題のタグを見る

いわんやブログ

retiredikacho.exblog.jp
ブログトップ
2023年 09月 18日

カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜

戦場にかける橋を満喫したいわんやはすぐ近くのホテルに向かう。そのホテルの真ん前に
公園みたいなスペースが。中を見ると仏塔・・・いや、漢字で「慰霊」と書かれてる。
どうやら日本軍がらみの慰霊碑っぽい。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_22511101.jpg
  
カンチャナブリーの戦争遺産には必ず日本軍がからんでくる。日本語の慰霊碑があっても
おかしくないけど、何を慰霊してるの?後ろを見てみよう。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_22521062.jpg
 
おお、何と・・・これはあの「戦場にかける橋」および泰緬鉄道建設にコキ使われ、その挙句
亡くなった現地徴用労働者および各国の捕虜たちの慰霊碑だ。あの鉄橋建設も相当の難工事
だっただろうが、この先の断崖を通す工事はさらにチョー難工事で、殉職者もかなりいたと
推定される。

映画やドラマじゃ大体「捕虜を冷酷にコキ使う日本軍」として描かれるけど、現地労働者や
捕虜のための慰霊碑作ってたんだ。しかも驚くべきは昭和19年2月の文字。終戦の1年半も前だ。
調べてみると1944年2月って例のインパール作戦が発動した時期みたいだから「まだ反撃可能、
勝てる」と思ってた連中も多かったはず。その頃にもうこんな慰霊碑作ってたってことは、
そうせずにはいられないほど多くの捕虜や現地労働者が死んだってことか・・。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_22530858.jpg
 
もっと暗くなってからもう一度外に出てみた。
クウェー川の対岸にあんな明かりが・・屋外テラス・レストランみたいなのがあるんだろう。
戦争遺産がそこらじゅうにあるカンチャナブリーだが現在は平和だ・・・・。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_22534113.jpg
 
どんどん暗くなっていく。
ナーンでも、サンクラブリーでもそうだったけど、山間部のこの時間って本当に美しいねぇ。
戦場にかける橋にも照明がついた・・・いまカンチャナブリーは平和なのだ・・・この時代に
生まれ、今ここにいられることを感謝しよう。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_22583709.jpg
 
なーんて感傷に浸ったフリをしても空腹は抑えられない。さっき食った串焼きとカオニャオの
おにぎりだけじゃどうにもならん。今日は移動で疲れたけど観光活動はけっこう充実してたから
早めにメシ食ってホテルでガッと缶ビール飲んで寝ちまおう。
 
というわけで橋の近くのレストランに。まだ客で込み合う時間より少し早いからすいてる。
照明のついた戦場にかける橋を眺めながらこの日初めての冷えたビールをグビリ。あー・・・
・・・平和なこの時代にもビールにも感謝しちゃいます(笑)。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_22595679.jpg
 
食ったのはおなじみラートナー。あんかけうどんですな。これ好きなんだよ。エビだのカキだの
海産物もいろいろ入ってけっこう豪華なラートナーだった。麺はもちろん幅広センヤイ。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_23002435.jpg
 
なんかねぇ・・この時はしみじみとイイ気分だった。
ガイジン旅行者としてじゃなく(いや実際にはそうなんだが)、キモチだけは「タイ在住の
国内旅行者」みたいなつもりで今ここにいられるのが嬉しかった。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_23005562.jpg
 
ナーンといい、サンクラブリーといい、日本からじゃなかなか行きづらいトコに旅行したけど、
どっちも最高に良かったなぁ・・あとは明日、カンチャナブリー市内をちょっと観光して、
バスに乗って、スパンブリーに戻るだけ・・・何か満ち足りた気分だぜ。
カンチャナブリーの夕暮れ、そして夜_c0393255_23014261.jpg
 
2022年10月21日の夜。NP派遣期間の折り返し地点をちょっと過ぎた頃のお話でした。

 


by tohoiwanya2 | 2023-09-18 22:01 | 2022~23 タイ派遣事業 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2023-09-20 07:20
たしかに、終戦前にこういう碑を立てたってすごいですね。タイの人々が友好的なのも、こういう点をご存知だからなのかなー。
Commented by tohoiwanya2 at 2023-09-20 22:44
>タイの人々が友好的なのも、こういう点をご存知だからなのかなー

Bきゅうさん:
どうでしょうねー?こういう慰霊碑があることは調べると情報は出てくるけどガイドブックなんかには
載ってないみたいだし、カンチャナブリーの他の戦争遺産観光地(外人兵士の墓地とか)と比べても
知名度は低いはずで、タイの人がどのくらい知ってるのか・・?ちなみに、
私自身はこの実物を見るまで全く知りませんでした(笑)。


<< カンチャナブリーよ、さらば      あの「戦場にかける橋」の上に立つ >>