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2024年 04月 12日
タイの話は一休みして、たまにはこんな記事を。 次に旅行するまで(それも、いつになるかわからん)2月のタイ旅行ネタだけじゃ もたないから、こういう“国内自主企画”ものが今後時々はさまることになると思う。 去年の年末頃からかな、推理小説ばっかり読んでる。それも名作・傑作という評価が トックに固まった、いわば「推理小説クラシック名作」ばっかりを、だ。 ![]() ホームズものの未読短編集や長編も読んで、いわゆる“正典”はぜんぶ読了。他に「Xの悲劇」 「Yの悲劇」「樽」「赤毛のレドメイン家」「僧正殺人事件」「火刑法廷」「ブラウン神父の童心」 「時の娘」「皇帝のかぎ煙草入れ」「黄色い部屋の謎」「毒入りチョコレート事件」etc・・・ よくあるミステリBest100なんて企画には必ず名を連ねる作品たちだ。いわんやは中学生の時に江戸川乱歩を一生懸命読み、その後クリスティも数冊は読んだ。 しかし上に挙げたような古典的名作の数々はぜんぶ初読。要するに推理小説ファンって ほどじゃなかったわけ。そういういわんやが古典的名作推理小説をゴソッとまとめて 読んだもんで、珍しくこんな記事を書いてみる気になった。 ![]() 100年くらい前の作品が多いから、今読むとさすがに古色蒼然感があるのは否めないし、 途中で犯人の見当がついちゃった、なんてこともある。それでも「X」「Y」「樽」「赤毛」 「毒チョコ」あたりは、さすがクラシック名作だけのことはあると感じさせる。「赤毛」は 江戸川乱歩がベスト1に挙げた作品で、犯人の意外性やトリックでの「アッと言わせ度」は 高くないけど、エンディングは余韻嫋々たるものがあってオレはけっこう好き。 逆に「うーん・・どうもなぁ」と思ったのは「僧正」「火刑」「かぎ煙草」「黄色い部屋」 あたりかな。クセあり登場人物が何人も出てきてソイツらに思わせぶりなことやらせたり 言わせたりするのは推理小説の常道だけど、ちょっと作為が強すぎというか・・。名作の ホマレ高い「黄色い部屋」は探偵役のキャラクターにも魅力が全然感じられない。 ![]() サイアクだったのは「ブラウン神父」だ。とにかくまず文章に問題がある。すげー饒舌な 文章だけど、話の本筋を追う上ではその饒舌さが邪魔な上にわかりづらい。読んでて疲れる どころか、読むのが苦痛になって途中で放り出そうかと思ったくらい(笑)。 これはたぶん翻訳の責任じゃなくチェスタトンの原文のせいじゃないかな?イギリス人が 英語で読んでもやっぱり読みづらいはずだよ。いわゆる「読ませる文章」では全然ない。 トリックには有名なヤツもあるけど、途中がやたら饒舌なわりに解決のされ方はけっこう 唐突だったりするから読んだあとの「なるほど感」も低い。 「謎のあるところになぜか神父がいる」「神父のいるところでなぜか謎が発生」という 出だしからして不自然で、話に入っていけない。ブラウン神父ものは「童心」以外にも 何冊かあるけど、もういいっス(笑)。 ![]() その点「ホームズもの」は上述の古典的名作群よりさらにだいぶ前の19世紀に書かれてるのに、 その出来の良さにはホトホト感心する。「探偵事務所に依頼人が来る」というホームズものの パターンはその後の探偵小説のお手本になったけど、この設定のおかげでどんな異常な事件に 探偵が鼻つっこんでも不自然さがない。 天才名探偵の推理を、読者と同じ「天才じゃない者ワトスン」の視点から一人称で語るという パターンを確立したことも、その後に与えた影響は計り知れないよね。アガサ・クリスティの ポワロ+ヘイスティングスの関係なんて、ほとんどホームズものへのオマージュに思える。 ![]() ということで、最後は「ホームズものはやっぱり素晴らしい」という平凡な結論になったわけ だけど、オレとしては「ブラウン神父」読んだ人の感想をぜひ聞きたいんです(笑)。
by tohoiwanya2
| 2024-04-12 22:09
| 私生活
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Comments(2)
なるほど。推理小説ですか。好きな方は楽しめるのでしょうね。Bきゅうは、先が知りたくて流し読みしちゃうほう。時間を有効に使われてますね。
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>先が知りたくて流し読みしちゃうほう
Bきゅうさん: 推理小説の場合、前半の「謎が謎を呼ぶ」展開のところは途中でやめて、翌日に 続きを読んでも問題ない。しかしいよいよクライマックスで犯人名指しと謎解きというトコになると 途中でやめたくないからムリして読んじゃう。サラリーマン時代だと翌日の仕事に 差し支えるけど、今ならまぁ明け方近くまで読んだって大した被害はない(笑)。 0 |
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