マレーシア入国あたふた【バティックエア編】

今日の記事はバティックエア・マレーシアでKLに行く人可能性のある人とって極めて

重要な内容を含む。人によっては問題が発生する可能性が極めて高いのだ。その問題が

発覚するとすれば成田空港でのチェックインの時で、オレもそうだった。

　
チェックインカウンターで、いつものようにパスポートと航空券予約の紙を見せると・・　

バ「マレーシアからの帰国便のご予約はお済みですか？」

い「いえ、マレーシアからタイに行って、最後はタイから帰国しますので」
バ「ではマレーシアからタイに行く飛行機のご予約は？」
い「ありません。マレーシアからは鉄道でタイに入りますから」

ここで対応していた女性係員の顔は曇った。
バ「当社ではマレーシアから出国のご予約がない方は搭乗をお断りしているんですが・・」

い「えええッ？！そっ・・あ、でも少なくともタイ国境までの鉄道の予約はありますよ

　（リュックから紙を取り出し）このパダン・ベサールというのがタイ国境の駅です」

　
バ「ははぁ・・・パダン・・ベサール・・・これは国境のマレーシア側の駅ですか？」
い「うー・・・まぁそうです（正確にはそこでタイの入国手続きもやっちゃうんだが）」
バ「国境を越えたあとの、タイの鉄道の予約はございますか？」
い「ありません。タイ国鉄の切符は国境の駅で買う予定ですから。しかし最後にタイから
　　帰国する飛行機の予約でしたら当然あります」

係員は別の係員を呼び、深刻な顔で相談してる。そ、そんなにヤバいことなの？過去に

ラオスやカンボジアで「入国したその国から陸路タイに入り、タイから帰国」っていうの

やったけど、なにも問題にされなかったよ？

バ「おそらくそれでマレーシア入国はできると思いますが、当社としては『お客様の
　　自己責任で』という書類にサインをいただくことになります」
い「ええ？ま、まぁいいです、サインします。それはイミグレの時に見せるんですか？」

バ「いいえ。これは当社で必要とする書類ですので」で、サインした書類がこれ。

バティックエアは本件から免責される、みたいな書類なんだと思われる。

　　

バティックエアのこの措置はノービザでマレーシア入国する乗客用なんだろうと思う。

マレーシアって観光するだけなら日本人はビザなしで90日間いられる。タイより長いの。

それなら帰国便は現地でゆっくり予約すりゃいいやと思ってると「当社は搭乗をお断り・・」

「この場で帰国便をご予約いただくケースも・・」ってことになるようなのだ。

マレーシア航空やJALが同じような措置を取ってるのかどうかは不明だけど、とにかく

バティックエアで、ノービザでマレーシア入国・観光しようと思ってる方は気をつけて

頂きたい。マレーシア出国便の予約がないと必ずモメるはず。

　

オレみたいに陸路で他国に行く人、シンガポールを周って帰ろうなんて人はけっこう

いるんじゃないかなぁ？そういう人も何か言われるはず。マレーシアをいつ出国すると

書かれた鉄道やバスの予約書類があれば大丈夫だろうけど。

オレのチェックインが長引いてる時、となりのカウンターでも帰りの便はまだ手配して
ないって家族連れがいてモメてた。でも彼らがその後どうなったかは知らない。何しろ
オレ自身が搭乗拒否されないようにするので手一杯で・・・（笑）。

こうしてオレはバティックエアに乗れたけど、KL空港のイミグレで「モメる可能性あり」

という覚悟はしたよ。でもタイ国境までの鉄道の予約があり、タイからの航空券の予約も

あるなら、よもや入国拒否ってことはないだろうとは思ったけどね。マレーシア入管の

職員ならパダン・ベサールが国境の駅だってことは絶対知ってるはずだし。

　

とにかく初っ端にこういうモメゴトを経ていわんやは飛行機に乗れたわけですよ。

もし国境駅までの鉄道切符はイポーあたりで買えばいいやと思って予約エビデンスを何も

持たずチェックインしてたらどうなってたか・・・そう考えるとコワいものがある。

で、着いた先のKL空港では実際どうだったのか？結果的に入国できたってことはすでに

読者のみなさまはご存知なわけだけど、空港でめちゃくちゃ戸惑ったのも事実なので、

今後マレーシアに初めて行く人のために次回つづけて書いておきたい。