マレーシア入国あたふた【KL空港編】

バティックエアは成田出発が1時間弱遅延した。従ってKL到着も1時間弱遅延。それでも

着いたのは朝の5時頃でまだ外は真っ暗。そんな中をイミグレ目指して歩いたわけですよ。

（KL空港で最初に目についたのがなぜか大量に置かれたマッサージチェア）

　
イミグレはガラすきで有人カウンターには誰もいない。みんな自動入国審査の方に進む。
これらの国の人は自動の方に行けって案内があって、そこに日の丸もあったからオレも
そっちに進み、読み取り装置に我がパスポートをぴとッ。

すると途中まで読み込むけどサインはグリーンにならず「係官のトコに行け」みたいな

英文が出る。何度やってもダメ。何で？まさかマレーシアを出国する予約がないから

止められ・・・いやそんなバカな。マレーシア当局はまだそのこと知らんはずだし。

有人イミグレには係員も乗客も、誰もいない。がらーん。何しろまだ朝の5時だからね。
これじゃ係官のトコに行けって言われてもどうしようも・・と思ったら一人係員が来たから
聞いてみると何やらQRコードを示して「これをやれ、あそこでできる」と言うではないか。

後ろを振り返ると確かに何台かの端末が置いてあって外国人が群がってる。これで何か登録
しないといけないわけ？何だか面倒なことになってきたなー。
　

後で知ったんだけどこれはデジタルアライバルカード登録とかいうものだそうで、出発前に

登録しておけば空港でスンナリ済む。しかしそんなシステムがあるなんて全然知らんかった。

しょうがないから端末で奮闘してる欧米人客の後ろに並んで自分の番を待った。

この登録、予備知識ナシのブッツケだとけっこう大変で、やけに時間かかっちゃったよ。

たとえば生年月日の入力じゃ2024年から1クリック1年しかズレない。長押ししてもダメ。

65回もクリックすんのかよ！とキレそうになった。

（そのあとドッカをドウにかしたらもっと早く移動できたが）

マレーシアでの滞在地は州の一覧が表示されて選択する。最初はKLに泊るオレとしては当然
Kで始まる地名を探すわけだけど、それもない。えーなんで？と戸惑ってまた時間を食う。
（実際にはWP Kuala Lumpurって、Wが頭文字なの。連邦州とかって意味らしい）
　

ステイ先はKLのホテル名でいいよな。ええッ？ホテルの住所や郵便番号まで入力すんの？！

ちょ、ちょっと待て。そんなの予約書類見ないとわかんねぇよ。と慌ててリュックの中を

探してまた時間を食う。とにかく入力項目が多い上に入力者自身がよくわかってないから

時間かかったねーこの作業。

ようやく全部入力してSUBMITをクリックすると画面にSuccessfully ナントヤラって出たから
もう一度自動イミグレへ。すると今度は何の問題もなく読み取ってくれ、スルスル顔認証され、
すんなり入国。はーーー・・・やれやれ。
　
・・・と、ホッとしたところでオレはハッと思い出した（忙しい）。

成田でモメた、帰国便予約の件はどうなったのさ？

「たぶん入国はできると思う」なんて心配なこと言われたけど、実際にはマレーシアからの

出国予定日をさっきの端末に入力したらスルッと入国できちゃったじゃん！！マレー鉄道を

予約した紙まで見せて搭乗前にモメたアレはいったいナンだったの？！誰かオセェテ！！

成田空港のチェックインでいきなりモメ、KL空港の自動イミグレでは当初何度もハネられ、

慌ててその場でやったデジタルアライバルカード入力では苦労し、オタオタしまくった挙句

最後はやけにスンナリすぎる入国・・。

入国するのにこんなに驚き、戸惑い、アタフタしたケースもあんまり記憶にない。
マレーシア・・初めて来たけど、どうもこの国じゃ何ゴトもイージーには運ばないのかも・・
到着早々、そんな予感に打ちのめされるいわんやなのでした。