マレーシア・ビール事情

マレーシアはイスラム国だから酒が飲めない、買えない・・なんてことは、少なくとも

首都KLではなかったし、イポーでもなかった。コンビニや食料品店で缶ビール買えるし、

ちょっと歩いたトコには酒専門店もあった。マレー人比率の高い東海岸沿いの街になると

事情はちょっと変わるみたいだけどね。

　　

でも前回記事に書いたようにメシ屋でビール置いてない店ってのはKLでもある。特に

マレー料理の店なんかだとその可能性が高いんじゃないかな？あんまり入ってないけど。

まぁメシ屋で飲めなくてもそこらで買ってホテルで飲めるんだから問題はない。

KL到着初日、ようやくホテルにチェックインしたいわんやは夕方の観光までひと休み

したわけだけど、その前に疲れた身体にムチ打って缶ビール調達のために再び外出。で、

ホテル近くのセブンイレブンでタイガービール350ml缶6本セットを簡単に入手できた。

値段は・・すまん、忘れた（笑）。

　

マレーシアはビールが高いって噂は知ってて、確かに値段は隣国タイより少し

高めだった。でもとんでもなく違うってほどじゃなくて「やや高」くらい。

オレが気になったのはブランドだ。タイガービールってシンガポールのビールだよね。
他にもハイネケンとかのブランドがあったけど、マレーシアローカルと思えるような
ビールはなかった。マレーシアブランドのビールってたぶんないんだと思う。
　
東南アジアで「その国のビールがない」国って初めてじゃないか？
インドネシアのビンタン、タイのシンハーやチャーンやリオ、フィリピンのサンミゲル、
ベトナムの333やサイゴンやハノイ・・ミャンマー行ったらもちろんミャンマービア、
さらにラオスのビアラオ、カンボジアのアンコールビア・・
　
・・と、ズラズラ思い出せるくらい、東南アジアでオレはその国のビールを飲んできた。
だがついにこのトシになって初めて「その国のビールがない東南アジアの国」に来た
わけだ。うーむ・・タイは別格として、ベトナムに3度、ラオスに2度と複数回訪問した
国も多い東南アジアの中でマレーシア訪問が最後になった理由はこれか（笑）。
　　
しかし面白いね。マレーシアとは以前一つの国だったこともあって、似てるトコの多い
シンガポールにはビールがあるのにマレーシアはなし。あっちは華人系が多数派だから
ビールもオッケーだけどマレーシアはマレー系が多数派だからナシ・・ってことなんだ
ろうと思われる。
　
いや待て、じゃ同じイスラム国家インドネシアのビンタンビールは？
同じイスラムでもマレーシアよりインドネシアの方がビールにはゆるいのか？

インドネシアでは当初オランダ人がビール醸造を始めたらしい。あのハイネケンがある

オランダが、だよ。で、オランダから独立後自分たちでビール醸造を継続してビンタン

ビールを立ち上げ・・ってことはだ、つまりインドネシア人はオランダ人が普及させた

ビールの味にすっかり慣れちゃって、それナシじゃいられない体になってしまったと・・

・・いや、これはあくまでオレの個人的推測です（笑）。

　
初日に買ったタイガービアのショート缶6本を2泊の間に飲み尽くして、イポーに向かう
朝、ホテルをチェックアウトする時の部屋は上の写真みたいだった。東南アジアの
他の国のホテルを出る時と全然変わんないスよ（笑）。