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2025年 09月 01日

国立極地研究所に行ってみた

やっと9月に入ったところで、8月終わりに行った国内さんぽネタをひとつ。

去年の8月下旬、いわんやはマレーシア・タイ旅行の真っ最中だった。
2023年8月下旬はベトナム・タイ旅行の真っ最中。その前年の8月はNPタイ派遣の真っ最中。
つまりクソ暑い8月下旬を日本で過ごすのは2021年以来、4年ぶりだったアテクシ。

せめて気分だけでも涼しく・・と思って立川の極地研究所ってのに行ってみたのだ。
この研究所は南極・北極科学館って見学施設を併設してて、そこは入場無料なの。前から
一度見学したいなぁと思ってたんだよ。立川なら府中からもわりと近い。

しかし立川駅から20分歩く(笑)。モノレール1駅だけ乗ればラクだけどいわんやは歩いた。
ちょうど8日だか9日だか続いた猛暑日が途絶えたあの日で、そうバカ暑くなかったから
往復40分歩いても死ななかった。夏休み末期だったせいか館内は子供連れが多かったね。
国立極地研究所に行ってみた_c0393255_18303066.jpg
 
展示内容は非常に多岐にわたるけど、まず目をひくのはやっぱりアザラシの巨大剥製。 
南極といやぁやっぱコレだよな。南極に1年以上閉じ込められたシャクルトン探検隊は
その漂流生活の多くをアザラシに依存していた。肉もとれるし脂肪は燃料にもなるしね。
もしアザラシがいなけりゃ早々に全員餓死していただろう。
国立極地研究所に行ってみた_c0393255_18305826.jpg
 
こっちはペンギン。初期の南極観測隊の頃に作った剥製だそうで、確かに剥製自体に時代が
ついてる感じ。何しろ日本の南極観測ってオレが生まれる前から始まってるのだ。
国立極地研究所に行ってみた_c0393255_18310910.jpg
 
お!コケだ。南極と北極のコケ。
昭和生まれの男の子にとって、南極のコケといやぁウルトラQ、あの冷凍怪獣ペギラを
やっつけたペギミンHですよ。ドラマでは「長野の極地植物研究所にある南極のコケ」から
抽出したってことになってたけど立川の極地研究所には実際あるんだなー、南極のコケ。
国立極地研究所に行ってみた_c0393255_18312058.jpg
 
南極基地での生活紹介みたいな展示も興味深い。これは昭和基地の隊員用個室。
今の家を建て替える時いくつかのハウスメーカーのショールームを見学したけど、
Mサワホームのショールームじゃ「わが社は昭和基地の居住棟にも採用されてる」って
映画を見たなぁ、そういえば。
国立極地研究所に行ってみた_c0393255_18313541.jpg
 
そして南極観測船の模型。うーんカッコいい。
今や南極観測船といやぁ「しらせ」だけど、オレが子供の頃は何てったって「ふじ」だった。
いやいやオレは「宗谷」の頃から知ってるぜという方はかなりのご年配のはず。
国立極地研究所に行ってみた_c0393255_18314602.jpg
 
雪上車の実物展示、オーロラシアターなんてものまであって、無料施設ではあるけど
さすがは国立研究所併設の見学施設。たいへん充実した展示でした。
国立極地研究所に行ってみた_c0393255_18320767.jpg
  
たぶんボランティアなんだろな、白髪の男性が子供たちに展示物の説明をしてた。
あの人、若い頃は南極観測隊に従事し、その後ずっと極地研究所で研究を続け、退官後は
展示物の説明をするボランティアやってるのかな・・なんて想像しちゃったよ。

自分の得意分野の研究に邁進し、南極の地も踏み、今も元気に展示説明ボランティア・・。
とっても幸せな研究者人生だなぁ・・と思ったよ。もしオレの想像が当たってればね。

 

by tohoiwanya2 | 2025-09-01 21:23 | さんぽ2025 | Comments(6)
Commented by schnee_yuki88 at 2025-09-01 22:25
おー、極地研究所だ!!ワクワクする展示の数々ですねぇ。観測隊帰りの人がフルカラーの同人誌出しているのを最近知って、ついネット通販してしまいました。一般人でも2週間の休みに約300-400万円と健康体であれば行かれる南極‥手が届きそうで、まだ届かないなーー。
Commented by bumidayat at 2025-09-01 22:54
こんにちは、Sariです。
南極でお笑いタレントの小堺一機のお父さんが料理長していたんですってね。
彼は何回かそのエピソードを話して とても面白かったのですが、
すっかり忘れてしまいました。
 おまけですが、元同僚が〇ハ、でしたかそんな会社に就職し、経験だからと南氷洋あたり?までの、何を獲るのか…船に乗せてくれたそうです。
帰り、日本に近づくにつれ、乗組員は順番に風邪をひくのが常で、空気が汚れているのを実感したとか。
Commented by tohoiwanya2 at 2025-09-02 20:05
>一般人でも2週間の休みに約300-400万円と健康体であれば

yukixさん:
ほぉ、フツーの人でも行けるんだ。無職となった今、2週間の休みだけは簡単なんだけどなぁ・・・。
大通りからこの展示施設に向かう細い道はだーれも歩いてなかったので「こんな暑い日にこんなトコ
来る物好きいないのか」と思ったけど、中は子供連れで意外なほど賑わってましたね。
昨日から新学期が始まったから見学者少なくなったかも・・
Commented by tohoiwanya2 at 2025-09-02 20:09
>小堺一機のお父さんが料理長していたんですってね

Sariさん:
あーそれいいですねー、羨ましい。
南極観測隊っていうと地質学者とか気象学者とか、研究者ばっかりってイメージありますけど
実際には料理人とか排水管理とかボイラー技師とか、そういう職人系の人たちもけっこういるに違いない。
そういうのでいいから行きたいなぁ・・何も手に職もってないですが・・。
Commented by bumidayat at 2025-09-03 01:49
検索してみたら、やはり沢山のエピソードがあり
彼はネタにしていたようでした。
豪快な人物とは訊いていましたが・・・
素晴らしい方だったようですね
「小堺一機の父親エピソード南極」で検索しました。
Commented by tohoiwanya2 at 2025-09-04 00:40
>「小堺一機の父親エピソード南極」で検索しました

Sariさん:
調べてみると南極で流しソウメンやったそうで・・・(笑)。
どんな探検隊にも調理人って必要だから、調理師免許持ってると冒険ができるということか(笑)。
シャクルトンの探検隊にもコックさんっていて、船乗りや研究者たちと同じように南極行ったり
無人島で何ヶ月も生活したて最後はちゃんと生きて帰ってきた。


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